【4日目】霧立峠に潜む悪魔

こんにちはM島です。

今日は苫前から士別への、4日目の行程です。
西海岸から北海道の内陸へ向かう約90kmの旅路。

この日は霧立峠を登って下るだけで全長70km近くある、本縦断旅行での中ボスクラスの山岳ステージ。
霧立峠、学田峠、士別峠の三連続です。
池田に先頭を引っ張ってもらいながら黙々と登る。
緩やかに下ったのち、それ以上の距離を登るという一見無駄な作業の繰り返し。
一番嫌になるパターンです(TT)
しかも、雨が土砂降りで体温と体力がどんどん奪われていきます。
もともと坂が嫌いなのに荷物背負って豪雨の中を走るわけだから僕はもう限界です。

しかも池田が黒いレインウェアを着ていたところ複数のスズメバチが自転車に並行して飛んでくるという事件が発生(>_<)
アニメで蜂の巣を落とした時みたいに蜂が追いかけてきて泣きそうになりました。
アナフィラキシーショックが怖いですよね。
二回目は危険です。
しかも、メロンの妖精(昨日の記事を参照)と峠の頂上手前の休憩スペースで遭遇しました。

今回はメロンを食べていなかったものの、マタタビを集めて旅をしているとの新情報をGET。
「マタタビ集めて、また旅に出るぅー♪」という寒いギャグをかまして満足気にバイクで去って行きました。

残念なことに写真撮影は頑なに拒まれてしまいました(>_<)
その間もスズメバチがブンブン頭の周りを飛んでるし、僕はもう気が気でなかったです。
そして走り出して、頂上までもう少しのところで、急に池田が叫び出す。
「下り坂なのにスピードがどんどん落ちていくーー!」
僕も池田も下り坂なのにどんどんと減速してついにギアを一番軽くして登るという苦境に追いやられました。

普通、下り坂はペダルを回さなくてもどんどん加速していくものなのですが。
しかし、この峠の坂は少し違うようでした……。

池田「この下り坂、全然機能してねぇー!!」
M島「いみわからんー!!」

そんなことを叫びながら、必死にペダルを回し、もう二人共息も絶え絶えでした。下り坂で。

なんとか頂上に着き、来た方の道を見返してみると、普通に登り坂でした…。
勾配が大きい道をひたすら進んでいたので、少し緩い坂だと下り坂に見えてしまうという錯覚を起こしていたようです…。
それも2人同時に。

それで頂上にようやく着いたわけですがこの表情!?
無表情。全てを持っていかれた顔です。もうこの峠に一生来ることはないでしょう(笑)

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その後、一気に下り、お昼に美味しい手打ちそばを食べました。
ツーリングマップルにも掲載されている有名なお店っぽいです。

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↑手打ちそばと明太子ご飯。お腹が空いていたので美味しかったです!

だいぶ体力が回復して士別方面へ。

お昼を食べ終わった頃から晴れ始めて青空が見え始めました。
本当に士別は綺麗な風景が広がっていました!
緑の草原、青い空、真っ直ぐ続くアスファルト道路。
北海道ガイドブックでみた風景がそこにありました!

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ご飯は士別市街地にある板前料理のお店で食べました。
疲れているだろうとのことで小鉢を一品サービスしていただきました!
本当に美味しかったです!!

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北海道に来てから多くの人に優しくしていただき、その度に心の中があったかくなります(^^)
本当に感謝してもしきれません。
多くの人に助けてもらっている分、この旅を絶対に成功させたいです(^-^)/

以上、M島でした。

*明日は旭川に到着する予定です。やっと皆さんが知っているであろう町(旭川、富良野、美瑛、札幌、洞爺湖、函館)を巡る行程に突入します!


より大きな地図で 【4日目】苫前~士別 を表示

3 thoughts on “【4日目】霧立峠に潜む悪魔

  1. ナガタ

    やっと晴れたんだね!
    M島はIKDのつまらん話に飽きてきた頃かな?(笑)
    無理しないでねー。

    返信
    1. 池田 投稿作成者

      ナガタさん
      おいナガタ!!
      俺がいつつまらん話をしたんだ!!
      いつも面白いことばっかり言ってるだろう!!

  2. M島

    ナガタ
    池田はあの調子だ。
    灼熱の本州で仲間割れしないか不安ではある‥
    頑張るよー(^-^)/

    返信

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